住宅ローンの返済が苦しい場合?!

住宅ローンが払えない・返済が困難な場合、金融機関から催告書や督促状が届きます。届いた後も延滞が続くと、期限の利益の喪失事由に該当し、一括弁済を求められます。保証会社が銀行に代位弁済を行い、所有者の方に求償債権請求をします。

毎月の返済額が減少すれば払えると思わる方は、一度銀行と返済条件の変更等相談をしてみる事です。これをリスケジューリングと言いますが、銀行と返済相談をするには、原則住宅ローンの返済が遅滞する前に相談しなければなりません。返済条件の変更の代わりに保証人等の条件をつけられる可能性もあります。又、状況によって、条件変更が難しい可能性もありがすが、金融機関次第です。

条件変更をしていただくと毎月の返済額は少なくなりますが、その分返済期間を延ばすことになるので、金利や保証料の追加等で返済総額は増えてしまいます。又、期間経過後、緩和前よりも毎月の返済負担が増えます。

あくまでも、一時的な返済緩和ですので、条件を変更するにあたって、ご自身の現在の状況を把握しておかなければなりません。

① 今後払い続ける事ができるのか。

・ボーナスカットや、減給で支払いが苦しい場合、これ以上減給される心配がないのか。
・減給されても、元の給料に戻る可能性があるのか。
・勤めている会社の経営状況は、安定しているのか。
・失業している場合は、次の仕事を見つけるのが容易なのか。


② 不動産の時価は現在の借入残に対して高いのか安いのか

昨今、不況の為不動産は年々下がり続けています。4年前のミニバブル時に購入されていれば、現在の売却価格は50%から70%で取引されているのが現状です。特に地方の価格の落ち込みは著しいです。例えば3000万円で購入した不動産が時価1500万円になっていたら、(いわゆるオーバーローン)マイホームは負債と考える方が賢明かもしれません。


してはいけない事は住宅ローンを返済する為に、消費者金融等の高い金利から借金をすることです。
上記の事を考えてみて、返済がつらければ無理して払わず、任意売却で処分する事も検討するべきではないでしょうか。


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このブログ記事について

このページは、MSプランニングが2011年6月29日 19:26に書いたブログ記事です。

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